2021.05.02
2020年2月に、空き家の相談窓口を開設し、少しずつではありますがご相談いただくことが増えてきました。実際に、特定非営利活動法人ふるさと空き家相談・サポート（Support）のサービスをご利用いただいたお客さまよりご感想を頂きましたので、ご紹介させていただきます。
Vol.004：両親が施設に入所 Kさま（女性）
【空き家となった経緯】
両親は2人暮らし。認知症の父親を介護していた母親の持病である腰痛が悪化し2人が在宅での生活が困難となり、両親ともに施設へ入所することになりました。
【Supportに依頼した理由】
両親が施設に入所してから４年間、何の手入れも出来ずにおり草が生い茂る状態に忍びなく何とかしたいと考えていました。猫の額ほどの庭ですが、そこは両親が苦労して建てた家とこれまで歩んできた思い出が詰まった場所ですので大切にしたかったのです。とはいえ、遠方に住んでいるため、家の管理はできずに心苦しい状況が続いていました。
【Supportを選んだ理由】
ちょうど新聞記事で「空き家管理、お手伝い」と写真が載っていたのを目にしました。実は、所有する空き家が建つ地元のシルバー人材センターに除草作業を依頼したところ、手に負えないと言われ肩を落としていたところだったので、すぐに新聞に掲載されていた連絡先に電話をしました。
【感想】
所有する空き家が在住場所より遠方であったため、現場立合いや調整等、適宜報告していただきながら、全てにおいてお任せしてしまいましたが、無事整備された様子を見てほっとしました。Supportの皆さまに助けていただき本当に感謝しております。 働きながら遠方の実家の管理は中々難しいものがあります。とても有難い存在です。ありがとうございました。
【今回Kさまが利用したサービス】
敷地内の草刈りと樹木等の伐採の他、破れたフェンスの修繕やイノシシ除けの設置、を専門業者に依頼させていただきました。当初は当団体スタッフで対応しようと思ったのですが、現地調査に伺った際、現場状況から専門業者へ依頼するのが妥当と判断しました。当団体では、お見積り依頼と現地案内、作業開始時の立会いと作業後の確認をしていただき、費用の支払いは、Kさまから専門業者に直接していただきました。最初にご連絡いただいてから、作業終了するまで約2カ月間。その間は、頻繁にLINEで画像と共にやりとりをさせていただきました。作業を終えた状況を確認したときにはとても感動しました。今回、ご協力いただきました専門業者さまの迅速な対応と作業、提案と心配りに心より感謝いたします。今後は、定期的に草刈り等を実施しつつ活用方法を検討していくことになります。
【作業中】
【作業後】
【作業前】
